病室向けWi-Fiソリューション
市場ソリューション
進む、病室のWi-Fi環境整備
新型コロナの感染拡大を背景にソーシャルディスタンスがあらゆる場面で求められています。
このような背景から、病院に入院した患者が家族に会うことができず孤独感を抱えたり、長期入院中に学校からのフォロアップをタイムリーに受けられなかったりと、新しい課題も出てきています。今、多くの病院では、病室へのWi-Fi導入を進め、リモートからのコミュニケーションを可能にすることで解決を図ろうとしています。
想定される利用目的
- 入院患者とご家族のオンライン面会
- 長期入院する児童・生徒へのオンライン学習環境の提供
- 入院患者と医師のオンラインによるコミュニケーション
病室向けWi-Fiの設置についての課題
(1) 院内の業務用無線LAN通信への影響
- 電波干渉や混雑による入力中断や再入力などがないか
- 業務用Wi-Fiと患者用Wi-Fiをどのように分けたら良いのか
(2) 病室Wi-Fiのセキュリティをどのように
指標の一つとなる、総務省「Wi-Fi提供者向けセキュリティ対策」にどう対応すれば良いのか
- 暗号化 (WPA2やWPA3) の設定や端末同士の通信禁止設定
- 利用者の認証によるアクセス管理の仕組み
- 端末同士の通信を禁止
- 利用者情報の確認や認証の仕組み
総務省「Wi-Fi提供者向けセキュリティ対策」から厚生労働省が特に医療機関で重要とする対策については、(表2)の資料をご確認ください。
病室向けのWi-Fiに、D-Linkの『Nuclias Cloud』をご提案します
D-Linkの『Nuclias Cloud』とは
クラウドからWi-Fiやスイッチを統合管理可能なサービスです。分かりやすい日本語インターフェースで、病室に追加されるWi-Fiの管理を一元化し、管理の手間を簡略化できます。
安心・安全な『Nuclias Cloud』
『Nuclias Cloud』では、設定・モニタリングデータのみクラウドで扱われ、ユーザ通信は直接インターネットに抜けるようになっています。クラウドはAmazon Web Servicesの日本リージョンで運用され、個人情報保護はOECDガイドラインに沿って運用され、安全に保護されています。
電子カルテ用SSIDと病室用SSIDは、使用周波数帯から分離
電子カルテや業務用のSSIDは電波干渉の影響を受けにくい5GHz帯を利用。病室用のSSIDは2.4GHz帯として周波数帯から分離することで、業務に影響を出にくくします。病室用のSSIDは帯域に上限を設けたり、アクセス可能な端末数を絞るなど、業務用の帯域を圧迫しないように設定することも可能です。
病室Wi-Fiの利用エリアや利用時間を制限も可能
業務用のWI-Fiと病室用のWi-Fiを併用する場合、病室用のWi-Fiの利用エリアや利用時間に制限をすることも可能です。例えば利用時間は病棟の面会時間のみとするなど、家族との面会を中心とした利用を重視した運用にするなど、理解を得やすい運用も可能です。
病室Wi-Fiにおすすめする無線アクセスポイント製品
病室用として使いやすい無線アクセスポイントを2製品ご紹介します。
いずれも『Nuclias Cloud』対応製品で、混在してご利用可能です。
用途に合わせて設置することで、より使い勝手の良い無線ネットワークを構築可能です。
市場ソリューション