第17回インターネットと運用技術シンポジウム (IOTS 2024) 出展レポート
イベント
ディーリンクジャパン株式会社 (本社:東京都品川区 代表取締役会長兼社長:張 家瑞 (チョウ カズイ)、以下:D-Link) は、2024年12月5日~6日の2日間、東北大学 (宮城県仙台市) にて、情報処理学会インターネットと運用技術 (IOT) 研究会様主催による「第17回 インターネットと運用技術シンポジウム (IOTS 2024)」に出展・協力いたしました。
本シンポジウムは、「AIによる人間中心のネットワーク構築を求めて」をテーマに、運用者や管理者、利用者全ての人に気づきのあるネットワーク運用管理技術に関する課題や取り組みについてさまざまな分野からの報告を行うとともに議論し、今後のインターネット構築運用技術の研究開発に寄与することを目的としています。
D-Linkブースでは、「AI時代に備えた脱1Gキャンパスネットワーク」をテーマに、校内LANの広帯域化と運用管理の強化についてご紹介しました。
AIなどによる大容量データ消費社会に変わったことに加え、モバイル端末やIoT機器など、増え続ける様々なデバイスの用途に合わせて管理も必要な時代になりました。
既設のネットワーク環境をリプレイスし、1Gから2.5G/5G、2.5G/5Gから10Gへと、機能とコストのバランスを考えながら段階的にアップグレードしていく計画性が求められています。特にキャンパスネットワークでは、多くのネットワーク利用者がいるため、ネットワークの高い運用管理も求められます。
その現代のキャンパスネットワークの課題に対して、快適な校内LANを維持するために必要な製品やサービスをご紹介しました。
AI時代に備えたキャンパスネットワーク ~ ネットワークの広帯域化と運用管理 ~
D-Linkは、コアネットワークからネットワークエッジまで、様々なネットワーク製品を教育・文教市場に提供してきた実績があります。IOTS2024では、「ネットワークの広帯域化と運用管理」をトピックに、実際に大学で利用されている製品と合わせて、今後、大学向けに提案予定の新製品を展示しました。
【ネットワークの広帯域化】
確かなつながりを提供するコア・ディストリビューション向け10Gスイッチをご紹介しました。「ネットワークの広帯域化」や「可用性・信頼性の高いネットワーク」を構築に適した、100Gアップリンク対応フル10Gスタッカブルスイッチ「DXS-3610シリーズ」や25Gアップリンク対応フル10Gスタッカブルスイッチ「DXS-3410シリーズ」を中心にブースで紹介。「スタック冗長化技術」で「バックボーン構築」など、情報基盤の強化についてお伝えいたしました。またCat5eケーブルでマルチギガ通信が可能なL2 Smart マネージドスイッチ「DMS-1250シリーズ」も紹介し、段階的なネットワーク広帯域化の実現に向けたご提案もいたしました。
【ネットワークの運用管理】
複数拠点に多台数のネットワーク機器が点在するキャンパスに好適なクラウド型ネットワーク管理サービス「Nuclias Cloud」をご紹介しました。モバイル端末やIoT機器など、増え続けるデバイスの用途に合わせて、キャンパスにあるネットワーク機器を1つ1つ現地で設定するのは、非常に大変です。Nuclais Cloudを利用することで、リモートからLANとWANを統合管理し、ネットワークを運用でき、複雑なネットワークをシンプルに運用することができます。
イベント会場では、大学での導入実績が豊富な Wi-Fi 6 対応アクセスポイント「DBA-X2830P」をご紹介したほか、リリース予定の6GHz帯を利用可能な Wi-Fi 6E 対応アクセスポイント「DBA-X5480P」を参考展示いたしました。
学生による会場ネットワーク構築
D-Link のクラウド Wi-Fi & マルチギガスイッチもご利用いただきました
例年、IOTS2024では学生が実運用ネットワークに携わる貴重な機会として、シンポジウムネットワークの構築を行っています。各出展企業からネットワーク機器を提供し、日本のネットワークの将来を担う若い世代の育成を学術関係者の支援のもと、協力して取り組んでいます。
学術関係者、学生、ネットワーク企業の枠を超えた取り組みの中、D-Linkからはマルチギガスイッチ「DMS-1250-10SP」とNuclias Cloud対応 Wi-Fi6 アクセスポイント「DBA-X2830P」を提供し、大学の先生のサポートのもと、学生の方に設定をいただきました。
学生、学術関係者、ベンダー各社の協力のもと、マルチギガスイッチ「DMS-1250-10SP」は、他社ベンダー様のネットワーク機器と連携し、シンポジウム会場に快適なネットワーク提供の役目を果たしました。
また、クラウド管理対応 Wi-Fi6 アクセスポイント「DBA-X2830P」も同様に会場フリーWi-Fiとしてシンポジウムの無線ネットワーク提供に貢献しました。
将来を担う若い技術者と共にネットワーク構築をした体験は、弊社にとっても大変貴重な機会となりました。
D-Linkは、これからも学術界と協力し、今後のインターネット構築運用技術に寄与することを続けて参ります。
この度はお忙しい中、D-Linkのブースにお越しいただきまして誠にありがとうございました。
今後とも、何卒宜しくお願いいたします。
関連導入事例
イベント会場でご紹介した導入事例です。
貴社のビジネスで有線・無線ネットワークに関わるお悩み事などがございましたら、お気軽に当社のお問い合わせ窓口までご相談ください。
◎スイッチ導入事例
■自治体
岡山県 倉敷市
山形県 村山市
山形県 天童市 (有線LAN)
◎Nuclias Cloud 導入事例
■文教・教育関連
城西川越中学校・城西大学付属川越高等学校
★今回展示した製品以外で、大学・研究機関に導入した事例
国立大学法人 鹿児島大学
札幌医科大学附属総合情報センター
独立行政法人 情報通信研究機構 北陸リサーチセンター
開催概要
イベント名称 |
第17回インターネットと運用技術シンポジウム (IOTS 2024) |
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開催日程 |
2024年12月5日(木) ~ 6日(金) |
会場 |
東北大学 医学部 艮陵会館 (宮城県仙台市) |
主催 |
情報処理学会 インターネットと運用技術研究会 |
公式サイト |